ドモるオヤジ、スキャットマン・ジョン

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スキャットマン・ジョンという歌手の名前をご存知だろうか?

僕らの年代では知らない方がほとんどだろうが、1995年に世界的ヒットをかました、「スキャット」という特殊な歌唱法でテクノを歌うヒゲのおじさんである。

今、僕の中で注目度ナンバー1の歌手である。
彼を語るにはまず、彼の生い立ちから話さなければならない。


スキャットマン・ジョン(ジョン・ポール・ラーキン)は1942年、カルフォルニアに産まれ。

「吃音症」という言語障害を持って産まれる。

ちなみに吃音症というのは、発声器官が痙攣する障害、つまりどもってしまう障害のことだ。


「言葉が上手く話せない。」
そんな劣等感を抱く、幼い彼の唯一の友人が「ピアノ」だった。

そして徐々にピアノというコミュニケーションツールを得た彼は、ジャズピアニストとして活躍するようになる。


そして彼が52歳になった時、その転機は突然舞い降りた。
「スキャット」との出会いだ。

「スキャット」とは

スキャット (Scat)とは、主にジャズで使われる歌唱法で、意味のない音(例えば「ダバダバ」「ドゥビドゥビ」といったような)をメロディーにあわせて即興的(アドリブ)に歌うこと。「歌」というよりも声を一つの楽器として表現することが目的である。

ジャズ・ミュージシャンのルイ・アームストロングが第一人者として知られる。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


「意味のない言葉なら、どもっても問題ない。」
「むしろ自分のドモリ癖は、より魅力的に聴こえるのでは?」

そう考えたジョンは「スキャットマン・ジョン」として52歳にしてCDデビュー。
アルバム『Scatman's World』は日本やヨーロッパ諸国など全世界で600万枚以上を売り上げた。


自分の欠点を見事に生かしたオヤジの大きすぎる成功である。

彼は自身の歌でこう語る。

Everybody stutters one way or the other
So check out my message to you
As a matter of fact don’t let nothin’ hold you back
If the Scatman can do it so can you


誰だってどもる事くらいはある。
だから俺の話をちょっと聞いてくれ。
どんな事があっても身を引いちゃいけないんだ。
スキャットマンに出来るなら、君にも出来るはずだろう。


その後スキャットマンは1999年に亡くなった。
デビュー後3,4年でこの世を去ったことになる。

彼の遺した曲はあまり多くはないだろう。
今となってはブックオフで100円で売られている。
実際、僕がスキャットマンを知ったのもそこだったけれど笑


ただ、障害者だけでなく、世界中の人々の心を魅了したオヤジのテクノ。
一聴の価値ありです。

John Scatman - Scatman's world
→世界中でバカ売れした曲。

http://www.youtube.com/watch?v=OUWBAy3bATI&mode=related&search=


Scatman John - Everybody Jam!
→「スキャット」の第一人者、あのルイ・アームストロングとのセッション。

http://www.youtube.com/watch?v=4VaJVDHRpvA&mode=related&search=
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by tojyo723 | 2007-08-28 23:06 | アメリカ


こんにちは >>